木製バットルール(2025年更新)

サイズについて

サイズは大学・社会人・NPB共通

通称 「魚雷バット/トルピードバット」等と呼ばれるバットについては、サイズの範囲内に収まっているものであればNPB、BFJ共通として使用できます。(25年4月確認)
芯部分から先端にかけて細くなっている形状ということのため問題ありません。

カップ(先端くり抜き)

くり抜きは大学・社会人・NPB共通

公認ロゴ

大学・社会人はBFJマーク、NPBはシールにてNPBマーク

全日本バット 公示ブランドに登録
NPBよりシールをメーカーが購入、シールデザインは変更しております。

商標マークの大きさ、位置

BFJ
横12.5cm×6.5cm以下
グリップエンドから45.7cmに近い部分

NPB
横10.16cm×縦5.08cm以下
45.7cm-61.0cmの間

マーク表示方法・色

マークカラーは大学・社会人・NPB共通

※本体(打球部)ナチュラルの場合はブラック・焼き印レーザーによる自然色のみ

塗装カラー

●ブラック以外は木目が視認できること
●境界線がグリップエンドから45.7cm以内のツートンカラーが可能
●メイプルなどの散孔材は打球部のみブラックが使用可能
●焼き加工は打球部のみ認められる

BFJ
・淡黄色が使用可能
・赤褐色に指定パントーンなし
(メーカーによって色合いの幅は認められる)

NPB
・焼き加工は打球部のみ、その場合全体はナチュラルカラーでなければならない

↓23年変更箇所
・ダークブラウン 仕上がった時の表面の色がパントーンカラー・コート「4695C」に限りなく近い。
・赤褐色 仕上がった時の表面の色がパントーンカラー・コート「1665C」に限りなく近い。
・ブラック 仕上がった時の表面の色がパントーンカラー・コート「BlackC」に限りなく近い

商標・公認・打球部・共通事項について

BFJ
全ての表示を印刷か焼印のどちらかで表示
(例、打球部は焼印、商標は印刷でもOK)
全ての表示は同一色、同一面であること
打球部・商標・公認マークのシールでの表示はNG

NPB
全ての表示を印刷か焼印のどちらかで表示
(23年にBFJと同様の基準となりました。)

インクドットテスト

インクドットテスト・・・グリップ部にインクを染み込ませ、木の繊維(slope of grain=SoG)を見るための加工。詳細ページはこちら「インクドットテストについて」

BFJ
散孔材バットのインクドットテストについては、有無を問わない。(2022年6月確認)
但し、インクドットは木材の繊維傾斜角を計測することを目的とし、デザイン(意匠)のみを目的としたインクドットは認められない。(2022年10月木製部会確認)

NPB
認められない

リング

リングは大学・社会人・NPB共通

グリップエンド端から45.7cmに1リングに限り認められる(幅は2.5cm以下)
黒、白、シルバー、ゴールド、赤、ブルー、ネイビー、黄、オレンジ
(リングに文字等の表示することはできない)

使用認可材料

大学(BFJ)
・材種規定なし
・1本の木からできていること(各所属連盟の判断により接合バットが使用が認められる)
・バットの握り部分(端から18インチ以内)を樹脂等で補強したバットを使用する事ができる但し木目が目視できる事(※1)

社会人(BFJ)
・材種規定なし
・木片の接合バット及び竹の接合バット (BFJマーク押印は不可)
・バットの握り部分(端から18インチ以内)を樹脂等で補強したバットを使用する事ができる但し木目が目視できる事

NPB
・材種規定なし
(事前申請された材種)
1本の木からできていること

ロゴ表示面

ロゴ表示面はBFJ・NPB共通

・環孔材(アオダモ、アッシュなど)
ロゴ 板目面に印刷
・散孔材(メイプルなど)
ロゴ柾目面に印刷

表示義務

BFJ
①製造業者識別の表示について
当社を示す「製造業者識別表示」を英字または数字で印字しています。図やロゴマークの使用は認められておらず、すべて文字表記
例)ヤナセ=003

②材質の表示について
使用されている木材の種類は、以下のように統一された英字表記で表示します:
メイプル:MAPLE
アッシュ(ホワイトアッシュ、アオダモ、ヤチダモ含む):ASH
バーチ類:BIRCH
ビーチ:BEECH

NPB
打球部に
・材質
・製造業者の識別表示
グリップエンドに
・製造年月

表示可能事項

BFJ
・バットモデル
・品名
・品番
・材種
のみ表示することができる
チーム、個人名は不可
縦5cm×横9.5cm
文字は縦横2cm以内とする

NPB
・バットモデル
・品名、品番
・球団名
・選手名
・背番号、イニシャル
(選手名、背番号、イニシャルのイラスト化、マーク類は禁止)
縦5.08cm×横7.62cm
文字は縦横2cm以内とする

グリップエンドについて

BFJ
グリップエンド以外にチーム名および個人名を表記することはできない(原文)

NPB
表示義務・製造年月
表示可能・アルファベット・数字

禁止事項

・樹脂加工
(木の表面や道管などに樹脂含侵加工を施すこと。過去に「圧縮バット」と呼ばれたもの)
 ・漂白加工 ・白色塗装 ・厚塗り加工

圧縮加工(しごき)について

圧縮加工とは・・・表面を硬質な物質をしごくこと指す

BFJ
・圧縮加工は引き続き禁止
(牛骨やスチールなどの硬質物でのしごきを含む)

NPB
・圧縮加工を認める
(反発力の向上を目的としていない表面処理であって、安全性に影響を及ぼさないと認められる程度のもの)
24年10月変更

各団体HP

※1 大学の使用可能木材については各所属連盟が複合材を許可している場合がございます。各自ご確認をお願いします。許可されている複合材の場合もバット工業会にブランド登録がされているもののみとなります。
BFJ公認バット商標名一覧

以上が木製バットの各団体の公式戦ルールとなります。
間違い箇所の修正や質問などは下記問い合わせフォームよりお願い致します。
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