インクドットテストとは

MLBで使用されるバットにはグリップ付近に黒点がみられます。
メイプルなどの散孔材の板目面にインクをつけることによって、目視できる木目(年輪)とは別に木材の繊維をSlope of Grainと呼ばれる(以下SoG)角度を計測することができる。

 このSoGが3度以内の場合、MLBの公式戦では使用が認められています。
またプロ野球(NPB)においてインクドットテストを行うことが認められていません。
BFJ(アマチュア)においては23年のルール改正により”インクドットの有無は問わない”となったためインクドットテストをしたバットは試合で使用可能となります。
 過去にMLBではこのSoGが証明される2009年以前、メイプルバットの破損や破片の飛翔が著しく観客への危険も危惧されていました。その後インクドットテストがルールとして導入され破損や破片による被害が飛躍的に減少していることが証明されています。

ヤナセ工場では丸太の製材の段階でこのSoGを重視。バットに削る手前の丸棒の保管の際にインクドットテストを行い保管しています。

MLBへ販売しているヤナセバット製品にはすべてインクドットテストが施されていますが、日本への販売しているメイプルバットも同じ材料、同品質になります。

※これらを考慮し生産をしていますが天然物のため破損は起こりえます。不明な点や疑問が生じた際はお問い合わせください。
※インクドットテストに関して打球の飛距離に関わることではありません。
※弊社の基準になりますので、打面については各メーカーへお問い合わせください。